銀行などに行くと、よく投資信託の宣伝を見かける事があります。
名前は聞いたこと有ると思いますが、投資信託とFXを比較して、その特徴を解説してみます。
投資信託は、投資の専門家に依頼をして利益を受け取るというシステムです。
業者は、まず投資をしようと思う人々から資金を集めます。
その資金を元に、専門家は得意分野の商品で投資をしていきます。
そして、めでたく利益が出たら人々に利益を分配する事になります。なお、利益は平等に分配されます。
FXでは、全てを自分で取引をします。
自分でやりますので、利益も全て自分のものになります。ここが両者の違うところですね。
資金を「集める」というシステムも、両者で大きく異なる点です。
FXでは、基本的に自己資金で取引をするので誰からもお金を集める事はありません。
そして両者には共通点もあります。
リスクです。
投資信託は、専門家に依頼をするわけですが専門家も失敗をします。失敗してしまえば、損失が発生します。
すなわち、運用成績によって左右される点は両者とも共通していると言えます。
なお、FXと違ってリスク管理は自分で行うのではなく専門家が行います。
FXのように、自分が危険だと思うタイミングで損切りができない点は、異なる点と言えるでしょう。
また、投資信託は手数料もかかります。
FXでも取引業者によっては手数料がかかるところもあります。この点も両者に共通していると言えるでしょう。
ただし、FXでは手数料が無料のところが多いものですが。
小額からスタートできる投資信託とFX
投資信託でよくアピールされるポイントは、小額で投資が可能という点です。
例えば、『カブドットコム証券』の投資信託の商品は500円から積み立てる事が可能です。
毎月500円で投資商品の購入をします。
そして、それを専門家がトレードをして利益の獲得を狙っていきます。
毎月数万円の積み立てとなるとかなり重く感じるものですが、500円ならばそれほど負担を感じずに済むという訳です。
気をつけて頂きたいのが、損をすることが有ります。
投資全体に言える事ですが、時には元本割れを起こす事が有ります。
投資信託は必ず儲かるというものではありませんので、気をつけましょう。
一方、FXでもかなりの小額で取引が可能です。
例えば『マネーパートナーズ』の『パートナーズFX nano』では何と100通貨からトレード出来ちゃいます。
ドル円相場が85円~90円なら360円の証拠金でトレード可能なので、FX初心者の入門用として人気の商品となっています。
そして、FXは常にリスクと背中合わせです。
でもリスクもある反面チャンスも大きいといのがFXの魅力ですよね。
このように比較をすると、実はどちらもほとんど同じくらいの元金で投資をする事が可能なのです。
もちろん投資信託でもFXでも、購入した金額に応じて利益も増えていきます。
どちらにもそれなりのリスクがある以上は、初心者のころは小額からスタートするのが適切ですね。
最初から大きな損をしてしまうと、やはり精神的ダメージも計り知れないからです。
そして稼げる自信が出てきたら、口数を増やすのです。
この考え方は、両者ともに共通していると言えます。
代行するか自力でやるかが、FXと投資信託の違い
投資信託とFXの大きな違いは、取引を自分でやるか専門家に依頼するかです。
投資信託の方から説明すると、専門家は顧客から集めた資金を得意分野の投資に充当します。
そして、利益を獲得しようと全力を尽くすという訳です。
気をつけて頂きたいのが、専門家だからといって過信はできない事です。
FXでも、相当長年トレードをしているプロでも損失を出す事が有るものです。
元本割れする可能性があることを承知の上で投資を行ってください。

好みの分かれる
ところよね…
ですので「絶対もうかる」的な宣伝文句は、かなり怪しい業者だと思います。
もしもこのような怪しい業者に騙されたとしても、世間の目は「そんな宣伝文句に騙される方も悪い」のように言われかねませんのでご注意願います。
ところでFXは、そもそも全てが自己責任です。
誰かに投資を依頼するわけでも、取引を代行してもらうわけでもありません。
自分でトレードをして、自分で成果を出さなければなりません。
投資信託はトレードを代行してもらうため、重要な利食いや損切りは専門家がタイミングを判断します。
しかしFXでは自力でタイミングを判断します。
他人任せにしたくないというタイプの方は、FXを選んだ方が適切だと思います。
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